本屋さんを舞台にした漫画あれこれ

会社帰りに「本屋の森のあかり」の3巻を買ったので、自分が持ってる本屋が関わってくる漫画を集めてみました。

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

やっぱり最初は番子さん!
本屋の仕事にスポットライトを当てた漫画といえばこれ。
本屋の仕事のイメージと言えば「楽そう」「ずっと本読んでられそう」「簡単そう」
いやいや違うんです。
予想以上に肉体労働であり、かつ、おぼろげなタイトルでも脳内検索できる商品知識を要し、バイトなのにやることが社員並にいっぱいあるのが本屋バイトの宿命なのですよよよ。
そんな書店員一同が一様に「あるある」と頷いてしまうネタをちりばめた漫画がこの「暴れん坊本屋さん」です。
番子さんがバイト先の本屋で体験したことを中心に描かれるエッセイ漫画で、
これを読めば本屋ってどんなことするのかから、日常のお悩みまでズバッと解決ですよん。そんな番子さんが書いた書店を舞台にした漫画が「配達あかずきん」
同名の小説をコミカライズしたこの作品は、
しっかり者の書店員(というか書店員の鏡ですね)杏子さんと勘の良いアルバイト大学生(でもすごい不器用な)多絵ちゃんが、職場である成風堂書店で起こる事件を解決していくというもの。
どの事件も本絡みで、番子さんらしい思わずニヤリとしてしまうコネタも織り交ぜてある嬉しい一冊。
いつか原作にも手を出してみたいと思ってます。
ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記

本屋は本屋でも古本屋のお話です。
番子さんと同じく、作者のグレゴリ青山さんの古本屋でのバイト経験を漫画にしたもの。
ブック○フなどの新しいものではなく、昔からある古本屋さんです。
仕事の内容を見ると、やはり新書店とは似て非なるものなんだなあと感じます。
同業者の人との横の繋がりも描かれていて、何となく人の暖かさを感じました。
本屋の森のあかり(1) (KC KISS)

本屋の森のあかり(1) (KC KISS)

最後に、今日新刊を買ってきた「本屋の森のあかり」です。
地方書店から都会の本屋に転勤になった主人公・あかりが、新天地で奮闘する様を描いています。
紹介した漫画の中で唯一恋愛要素が含まれていて、本屋で働く日々の中でゆるやかに進んでいく恋模様にも注目してしまいます。
まだ3巻を読んでいないのですが、帯に気になることが書いてあったので読むのが楽しみです。

この他にもまだ「本屋もの」があるんだろうなぁ。
何かあったら教えて下さいませ。

            • 5月15日追記

金魚屋古書店の存在を忘れてた(失礼)ので追記。


『あの・・・この本って置いてますか?』
様々な人が様々な理由で金魚屋古書店を訪れます。
目当ては、皆一様に漫画。

金魚屋古書店 1 (IKKI COMICS)

金魚屋古書店 1 (IKKI COMICS)

漫画のみ取り扱われる古本屋「金魚屋古書店」で、店長である主人公の鏑木菜月と、超が付くほど漫画好きの居候・斯波、そしてその周辺の漫画好き達とお客さんが漫画を通じて泣き笑う、「漫画の漫画」です。
毎回1作の漫画から話が広がっていくのですが、この作品のすごい所は、登場する漫画が全て実在し、時代を問わず紹介される所だと思います。
「金魚屋」を通じて読みたくなる本、思い出して懐かしくなる本ができたりするのも嬉しいところ。
金魚屋の地下ダンジョンは漫画好きの憧れですねえ。

ちなみに、私は「金魚屋」を読んで初めてセドリという職業を知りました。